Matzさんの講演参加記録

Sep 29, 2018

サポーターズで行われたMatzさんの講演(2018/09/29)の参加レポートです。

Matzさんの講演

サポーターズでまつもとゆきひろさんことMatzさんの講演がありました。
【まつもとゆきひろ氏 特別講演】20代エンジニアのためのプログラマー勉強法
メモ用に軽くまとめたことを書きます。

講演メモ

学生勉強と、社会人の勉強

  • 満点がある
    学生のうちはテストがあり、満点がある。
    その上で各教科の合計点を算出し、それが自分の成果となる。
    故に「苦手」を克服する事で、大きなパフォーマンスがでる。
    一方で社会人の仕事には、満点があるわけではない。
    得意分野で、1000点でも2000点でも出す事ができる。
  • 苦手を無理に克服する必要ない
    得意分野で十分なパフォーマンスが出せているのであれば、苦手ことをやる必要はない。
    仮に事務作業が凄い遅いが、人の100倍コードが書ける人に、
    事務作業を出来るようにさせるのは合理的とは言えない。
  • 記憶 < 把握
    学生のうちは記憶が鍵になる事が多い。
    しかし、仕事では必ずしも内容を全て暗記する必要ない。
    どちらかというと、把握しておく事が鍵となる。
    Matzさんは、知識のインデックスを作っておく事が重要とおっしゃっていた。

何を学ぶのか

  • 内省
    自分の興味や好きなことなどの傾向を知り、なにを学ぶか、どっちに向かって走るのか決める。「運」に任せるのは危険。
  • 価値と有名は可換
    成功のためには有名である必要があり、有名であることが価値となる。(ループ)
    自己のマーケティングが重要で、自分の成果をアウトプットして、埋没しないユニークさを伝えることで有名さ=価値が出る。
  • 時間の使い方
    自分にとって優先順位が高いことに対して、時間を使う。
    (例えば自然とゲームに時間を使う人は、ゲームをする事が自分にとって優先度が高い)
    基本的にプライベートを犠牲にすることはよくない。
    仕事の時間を勉強に使い、自分が忙しすぎない状態に持っていく。

実践的な取り組み

  • 基礎を抑える
    アルゴリズムやコンピューターサイエンスといった分野は、ここ10年大きく変化があるわけではない。
  • 英語
    18億人が使うため、アクセスできる情報源が増える。
    完璧を目指さず、自分にあったレベルの英語を身につける事が重要。

感想とか、取り組みたい事

  • 仕事
    Matzさんの「他からは遊んでいるように見えて、パフォーマンスを出すくらいが丁度よい」という言葉が響いた。
    常にバッファを持って仕事をし、バッファの時間で新しいこと見たり、考えたりできるように働きたい。
    そのためには、バッファを多く作るために早く仕事をする必要があると感じた。
    「時間があることは、改善する余地があるということ」と@uzullaさんもおっしゃってましたし。。
  • 特定の分野に特化する
    フルスタックエンジニアの定義は、全てが深く出来るというタイプは稀で 、他の分野も出来ますというスタンスのエンジニア。
    自分に「価値」=「有名さ」を見出すには、特定の分野でユニークなことをする必要がある。
    この2年、趣味を通じて手を動かして結果、自分はサーバーサイド(DBとかバックエンド)やインフラ(あくまでクラウドの範囲)といった分野に特化するのが良い感じている。
  • アウトプット
    今年になって、社外でLTやブログ投稿をしている。
    今は腰を入れて調べたことを投稿しているが、簡単なことを自分の言葉で記事にしてアウトプットの
    イテレーションを早くするのも良い気がした。
    もっと息を吸って吐くようにアウトプット出来るようになりたい。。
  • 英語
    Matzさんがおっしゃっていた通り、自分に必要な英語が何か?が重要。
    自分には、海外の情報にいち早くアクセスするためのリーディング力と、OSS活動する上で必要なライティング力が必須スキルだと思っている。
  • その他
    本筋の話題とはそれるが、質疑応答でユーザー系企業は、自社で開発しない風土があり、いつ頃その環境変わりますかという質問があった。
    未来は分からないが、ソフトウェア開発はユーザーとの試行錯誤が必要な作業で、年単位で開発に時間がかかる企業は、毎週動くものがでてくる企業にビジネスの競争力で負けてしまう。という回答だった。
    ユーザー系企業は、開発会社との莫大なコミュニケーションコストやビジネス的な機会損失払ってまで、委託する理由があるのか考えるべきだと改めて感じた。

最後に

Matzさんの講演は、毎回本当によく考え抜かれていて、自分が漠然と通説と違うと思っていることを、上手く言語化して教え頂き参考になりました。
動画も後ほど公開されるとのことなので、気になる方はそちらを参考にしてください!


Categories: